今回は商社の事業投資についてです。
就活時、商社の説明会で事業投資というワードをよく耳にしました。
単純に、
経営的な立場がかっこいい!
ビジネスの規模が大きそう!
と思っていました。
就活生の皆さんも、事業投資と聞いて、具体的に想像できる人は少ないと思います。
そこで、私が経験して感じた事業投資の実態をお伝えしようと思います。
事業投資とは
事業投資を簡単に言うと、
「なんらかの事業に資金を投入し、利益を上げること」
商社においては、他社の株式を購入し、子会社化、もしくは関係会社化して、
そこから配当金を得るというパターンが多いと思います。
私が感じた事業投資
経理に配属され、そこで感じた事業投資は、
・新人が担当することはない
・新たに新規事業へ出資することはレアケース
・新規の事業投資はそうそう行われるものではない
という印象です。
事業投資は経理にとって、会計分野の中で複雑な論点が多く、難易度が高い業務でした。
そのため、新人が事業投資にかかわる事はほとんどありませんでした。
また、一つの新規投資が行われるまでには多くの審査を通り抜ける必要があります。
営業部で起案され、経理、リスク管理、法務等の様々な部署で、
本当に大丈夫なのか
リスクはないのか
を事細かに審査します。
各部の部長、本部長の承認を得ることができ、ようやく新規投資を行うことができます。
そのため、承認が下りず、ぼつになることは日常茶飯事です。
商社は事業投資を行っていますが、
それは投資した企業を運営・管理しているのであって、
バンバン新規投資を行って、買収の連続!とはなっていないことを認識していただきたいです。
まとめ
私が就活生の頃は、事業投資が何なのかよくわかっておらず、言葉の響きと印象で判断していました。
実際に会社に入ってみて、なんか全然違うなと感じることが多々ありました。
「事業投資」と検索するだけでも、かなりの情報がでてくるので、
その情報をもとにOB訪問で質問するなりして理解を深めれば、きっと就活もうまくいくと思います。