日本唯一の公的なパイロット養成機関である航空大学校。
レアな職業というイメージが強いパイロットですが、そのパイロットになるための航空大学校の倍率はどれくらいなのでしょうか。
年度別倍率
早速、本題ですが、、
年度別の入学倍率は以下の通りです。
(定員/出願者数)
H30 7.7倍(108/879)
R1 8.6倍(108/968)
R2 8.4倍(108/945)
R3 10.0倍(108/1115)
R4 11.3倍(108/1220)
(航空大学校学校案内のデータを参考にしています。)
合格者は毎年108名となっていて、変動することはありません。
一方で、出願者数は年々増加傾向にあるので倍率も年々高くなっていっています。
直近2年間の試験では、出願者数が1,000名を超え、倍率は10倍を超えています。
現在、朝ドラの「舞い上がれ」で航空大学校が取り上げられているので、今後倍率は高くなるのではないかと思われます。
ほかのパイロット養成課程と比較すると?
単純に航空大学校の10倍という倍率はとても難しいように感じますが、
自社養成パイロットと比較すれば、運の要素も少なく、パイロットを目指すという観点において、かなり現実的な方法です。
自社養成パイロットでは倍率はおよそ100倍以上になるといわれています。
筆者も自社養成パイロットには合格できませんでした。
全国の就活生と競争することになる自社養成パイロットと比較すると、航空大学校の倍率は極めて良心的な数字と言えるでしょう。
まとめ
パイロット不足が近年うたわれており、学生の耳にもパイロットという選択肢が入りやすい世の中なので、今後も出願者数は増えていくと思います。
総合的に考えると10倍と聞き、意外と低いと感じた方もおおいのではないでしょうか。
航空大学校からパイロットへの道を検討してみてはいかがでしょうか。
以下にパイロットのなり方をまとめてみました。
航空大学校の過程についてまとめています。