空飛びたいペンギン

大学受験、編入試験、就活、航空大受験と筆者の経験ベースに、同じ道を進む方への力になることを目指し、発信しています。

2024-01-01から1年間の記事一覧

グラフィックノータム

通常のノータムは文字のみ、しかも略号や数字のみで行う形となっています。 例 FROM 24/09/30 00:00 TO 24/12/25 08:00E)OBST DAY MARKING FOR POWER LINE TOWER ERASEDPSN : 355419.6N1403104.0E (KATORI-SHI IN CHIBA)F)SFC G)253FT AMSL しかし、中には文…

飛行機知識 入門編① エアバスとボーイング

空港の展望デッキで飛行機を見る機会があると思います。 多くの飛行機が並んでいて素晴らしい眺めです。 しかし、飛行機を見てその製造会社や種類を答えられる人は少ないかと思います。 そこで今回は飛行機界の中での二大巨頭、「エアバス」と「ボーイング」…

飛行機の訓練って具体的にどんなことするの?

パイロットになるためには当たり前ですが、訓練をします。 ただ実際に訓練というのがどういったものかイメージはつきますか? これからパイロットを目指す方、純粋にどんな訓練をしているか気になる方はぜひ読み進めていってください。

航空機の分類

飛行機 航空機 この二つの違いってわかりますか? 私は同じものだと思っていました、、 この二つの分類は、航空法で明確に定められています。 航空法第2条(定義) この法律において「航空機」とは、人が乗って航空のように供することができる飛行機、回転翼…

訓練機は退避する

飛行機は空を飛びます。 空といってもとても広いです。 どれくらいの高さを飛んでいるのかというと、 一般的なエアラインの飛行機は、約10kmの高さを飛行しています。 ftに直すと、30,000ftの高度帯です。(ftはmを×3すると大体が出ます。) それと比べて、…

パイロット共通のスキル「CRMスキル」

CRMスキルとは、Crew Resource Manegementスキルのことです。 パイロットにおいて、安全運航を行うためには二つのスキルが必要と考えられています。 一つはテクニカルスキルです。 その名の通り、パイロットの技量に関するスキルです。 離着陸の技量等、安全…

訓練生はなかなか訓練できない

パイロットになろうとすると、もちろん訓練を行う必要があります。(当たり前) 訓練の形は様々ですが、訓練生はなかなか訓練できない、、 というのも一般的に、パイロットになるにはVFRという飛行方式で訓練を始めます。 VFRというのは、簡単に言うと外を見な…

METARについて気を付ける事

パイロットが航行に必要な気象情報を確認するうえで、よく参考にするのが、 「METAR」です。 航空関係でなければ、聞きなじみのない言葉だと思います。 「METAR」とは、定時飛行場実況気象通報式といいます。 ようは、その飛行場における気象情報を提供して…

Taxi中にもエルロン使ってます

飛行機がどのように動いているかご存じでしょうか。 パイロットは操縦桿を動かしてエルロンとエレベーターと呼ばれる部分を動かしています。 動きとしては上下にパタパタと動きます。 実はこのエルロン、地上でも使うことあります。 どんな時かといいますと…

高度のあれこれ

高度と聞いて、具体的にどこからの高さだろうと疑問に思った方は多いと思います。(そんな人おらん) 一般的に、高度は「AGL」と「MSL」があります。 「AGL」は、「Above Ground Level」→地上からの高さ 「MSL」は、「Mean Sea Level」→平均的な海水面からの高…

パイロットと気象

パイロットと聞いてどんな特徴が思いつくでしょうか。 英語が堪能 視力がいい 健康に気を付けている などなど、いくつかあると思いますが、 ”天気に詳しい”というイメージがあるのではないでしょうか。 確かに空を飛ぶので、天候との結びつきは強いです。 し…

台風の予報円の信ぴょう性

ある時、台風の推移について友達と話していると、(そんな友達普通はいません) 「台風の予報円ってなんなんやろな?」と一言。 知らんしで流そうとしましたが、確かになんやねんと思ったので調べてみました。 基本的な情報はこの図で説明されていますので割愛…

滑走路にある溝知ってます?

飛行機に乗りこんだら普段何をしてますか? お暇があれば、一度下側に目線を向けてみてください。 よーく見れば、滑走路に溝があることがわかると思います。 (手前のほうに溝があることがわかります) この溝のことを、 ”グルービング” といいます。 この溝の…

視程のあれこれ

視程という言葉に聞きなじみはありますでしょうか。 航空関係では、視程に係る言葉をよく使います。 例えば、 卓越視程 RVR(runway visual range) 気象視程 MOR(meteorological optical range) 飛行視程 地上視程 等があります。 気象の観点において用いられ…

METARの雪とか雨とかどんな基準?

皆さんは「METAR」をご存じでしょうか。 「METAR」とは、Meteorological Aerodrome Reportの略称です。 定時飛行場実況気象通報式といい、航空業界で広く使われています。 その中で、雪は「SN」、雨は「RA」と表します。 そして、その強度(intensity)を、 -…

滑走路の数字

滑走路に番号がついているのはご存じでしょうか。 GoogleEarthで羽田空港を見てみると、 34と書かれていることがわかります。 34番目に作られたから? 長さが34に関連しているから? と様々な名推理ができますが、 反対側を見てみますと、 16と書いてありま…

真方位と磁方位

航空関係の勉強をしている中で、真方位で記載されているものや磁方位で示されているものとそれぞれあります。 滑走路は真方位だっけ? 磁方位なのはなんだっけ? となることが多々、あるので今一度整理してみます。

よく耳にする、「1:60」活用

飛行機の訓練の中で、「1:60」の話をよくされます。 「1:60」だから、視線を1cm変化させれば、pitchが1°変化する。 は?となると思いますが、話は単純で三角形の比の話です。 底辺が60cmで高さが1cmの三角形の場合、角度は1°になるよねっていう話を応用して…

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