パイロットを養成する機関である航空大学校
航空大学校に進学した場合、どれくらいの期間を卒業までに要するのかについてまとめています。
カリキュラムは2年間
航空大学校のカリキュラムは、
宮崎座学課程→帯広フライト課程→宮崎フライト課程→仙台フライト課程
以上の4つに分かれています。
そして、それぞれの期間が、
宮崎座学課程→5か月
帯広フライト課程→6か月
宮崎フライト課程→6か月
仙台フライト課程→7か月
となっているので、合計して、24か月の2年間のカリキュラムとなっています。
実際はおよそ3年間かかる
カリキュラム上は2年間ですが、現在は待期期間という期間が存在するため、
実際には2年間で卒業できないようになっています。
待期期間とは、先に入学した学生の訓練が遅れているため、その遅れが解消されるまで自宅で待機する機関のことです。
フライト課程は、天候の状態によって実施可能かどうかが大きく左右され、さらに近年のコロナウイルスの影響で、訓練自体がストップしたりと大幅な遅れが生じています。
(軽微な事故であっても安全のために訓練中止となるので、遅くなることはあっても早くなることはめったにないです、、)
現時点で見込まれている待期期間は、
宮崎座学課程→帯広フライト課程の間で約10か月です、、
帯広フライト課程→宮崎フライト課程の間でも約6か月の待期期間が2024年現在でも発生しています。
よって、カリキュラムは2年間であっても、実際に卒業するまでは3年間弱の期間を要することになります。
遅れを解消する取り組みはされている
座学の一部をオンラインに変更し、フライト課程を早く進める等の取り組みがなされています。
しかし、通常であっても数か月の待期期間は生まれるものであるので、今後も待期期間が急に解消されることはないと考えられます。
なので、今後航空大学校の受験を考えられている方は、
卒業までに3年間はかかると見込んでいたほうがいいと思います。
まとめ
まとめると。
・カリキュラムは2年間
・約10か月の待期期間が発生している
・卒業までに要する時間は約3年間
パイロットという専門職であることを鑑みると、3年間というのは短い期間だと思います。
パイロットになる方法は航空大学校のほかにも、自社養成や私立大学があります。
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