航空大学校とは日本で唯一の公的なパイロット養成機関です。
航空大学校を卒業した後は、航空会社に就職し、パイロットとして活躍することになります。
では、航空大学校の卒業生はどういった会社へ就職していくのかまとめてみました。
始めに
現在の国内エアラインのパイロットのうち、約40%が航空大学校の卒業生となっています。
航空大学校の航空業界における割合は非常に高いことがわかります。
就職先
具体的な就職先は、平成25~29年度で以下の通りです。
・ANA 全日本空輸 40.3%
・AKX ANAウィングス 21.6%
・JLJ ジェイエア 6.8%
・ADO AIRDO 5.8%
・APJ Peach Aviation 5.8%
・IBX IBXEエアラインズ 2.9%
・JAL 日本航空 2.9%
(以下、2%以下のため割愛)
以下が就職先の一覧です。
・ADO AIRDO
・AKX ANAウイングス
・ANA 全日本空輸
・APJ Peach Aviation
・HAC 北海道エアシステム
・IBX IBEXエアラインズ
・JAC 日本エアコミューター
・JAL 日本航空
・JLJ ジェイエア
・JTA 日本トランスオーシャン空港
・RAC 琉球エアーコミューター
・SFJ スターフライヤー
・SJO 春秋航空日本
・SKY スカイマーク
・SNJ ソラシドエア
・WAJ エアアジア・ジャパン
・官公庁(航空局、海上保安庁)
(航空大学校 学校案内より引用)
航空大学校の試験の倍率が気になった方は以下の記事をご覧ください。
採用の仕組み
航空大学校からの就職では約40%がANAへ、そして21.6%がANAウィングスであることから、全体の60%がANAグループへの就職となっていることがわかります。
これは航空大学校への出資金の割合が多い会社から多く採用できる仕組みになっているからです。
航空大学校の予算は、
①国からの予算
②航空会社からの予算
③学生からの学費
で賄われています。
現時点でANAの出資金額が最も多いために、ANAの採用人数が多いという状態です。
その一方で、JAL、ジェイエアが合わせて、10%弱なのでJALグループへの就職は少ないことが特徴であると言えると思います。
以上の資料は航空大学校の学校案内から引用したものです。
航空大学校の受験の際の対策は以下の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
以下に日本でパイロットになる方法をまとめてみました。