子供の頃、パイロットになりたいと一度は夢見た方も多いかと思います。
この記事を参考に、もう一度夢を追いかけてみてはどうでしょうか。
始めに
パイロットのなり方は大きく分けて以下の4つです。
・自社養成
・航空大学校
・私立大学
・自費
それぞれについて以下で紹介していきます。
最も魅力的だが狭き門!自社養成
自社養成とは、就活の一つで、航空会社がパイロット候補生を募集するものです。
採用されれば、給料を会社から支給されながら、訓練を行うことができます。
以下はANAとJALの採用ページです。
運航乗務職(自社養成パイロット)|ANA 新卒採用情報2021 (anahd.co.jp)
職種紹介|JAL採用情報|日本航空株式会社 (job-jal.com)
採用された学生は、パイロット候補生となり、訓練に励むことになります。
自社養成の場合の最大のメリットは何といってもお金がかからないことです。
自社養成以外のパイロットになる方法は、お金がかかるものなので、
唯一、お金がかからない、むしろ給与が発生するという点において、
もっともコスパが良い方法だといえます!
しかしながらその倍率はかなりの高倍率となっています。
そのため、自社養成一本でパイロットを目指すことは少し現実的ではありません。
航空大学校
独立行政法人 航空大学校 | 日本唯一の公立エアライン・パイロット養成機関 (kouku-dai.ac.jp)
航空大学校は、国が設立した唯一の公的・エアラインパイロット養成機関です。
入学するためには、年に一回実施される、筆記試験・身体検査・面接の試験を行います。
全体の合格者は、2022年度時点で108名で、
108名が4期に分かれて、入学します。
航空大学校の倍率については以下の記事をご覧ください。
航空大学校は、自社養成とは異なり、学費を支払う必要があります。(通常の大学と同様に)
学費の合計は、卒業までの合計でおよそ350万円です。
以下で説明する私立大学と比較すると、圧倒的にコストパフォーマンスはいいです。
また、現在の日本のパイロットの40パーセントが航空大出身ということもあり、就職に圧倒的な実績があるところがメリットといえます。
大学
日本の大学でパイロットの免許を獲得できる学校は、以下の通りです。
・桜美林大学
・東海大学
・千葉科学大学
・法政大学
・第一工科大学
・工学院大学
・崇城大学
私立大学でのパイロットコースは学費が高くなることが一番のデメリットといえます。
桜美林大学を例に出すと、
4年間学費 11,166,000円
訓練費 15,000,000円
06_総合型航空M_募集要項_220729_再納品.pdf (obirin.ac.jp)より引用
これらの合計は約2600万円です。
海外での訓練における生活費やほかの付随費用を考慮すると、3,000万円ほどの資金が必要となります。
私含め、普通の一般家庭には難しい金額であることがネックとなると思います。
しかし、近年では「未来のパイロット」奨学金等、航空会社と連携した給付型の奨学金もあるので、金銭的な問題もクリアしやすくなっている状況だと思います。
自費
航空大学校や私立大学のパイロットコースに通わずに、自費でフライトスクールに通い、ライセンスを取得する方法もあります。
日本では、朝日航空株式会社がパイロット養成事業を行っており、海外にもフライトスクールが存在します。
ライセンスを取得後、就職活動を行い、航空会社へ就職する流れです。
自費ライセンスのデメリットとして考えられることは、
・就職の実績がないこと
・費用が掛かる事
が挙げられます。
まとめ
パイロットのなり方をまとめてみました。
私は、自社養成試験を受けながら航空大学校を受験しました。
正直なところ、親が大金持ちでない限り、自社養成+航空大学校という受け方が、最も現実的ではないかと思います。