みなさん、こんにちは。
朝ドラの「舞い上がれ」で航空学校として、航空大学校が紹介され、
航空大学校に興味を持たれた方も多いと思います。
そこで航空大学校について少しまとめてみました。
文系学生でもパイロットになれます
パイロットは理系のイメージが強いと思いますが、実際には文系の学生でも航空大学校に入学可能です。
実際に、私自身、大学時代は法学部でしたが、航空大学校に入学できました。
入学試験では、試験内容に「数学」と「物理」がありますが、難易度は高校センター試験レベルの内容です。
以下は実際に令和4年度の総合Ⅱの科目で出題された物理の問題です。
なめらかの水面上に、静止した4.00kgの小物体を置き、一定の力を水平面と平行に加え続け、部隊が4.00m直進したときに力を加えるのをやめた。そのときの物体の速さは5.00m/sであったとして、次の(a)及び(b)に答えよ。ただし、空気の抵抗は無視するものとする。
(a)加えた力がした仕事の大きさとして、最も近いものを1つ選び、解答用紙にマークせよ。
(1)25.9j (2)50.0j (3)75.0j (4)100j (5)125j
(b)力を加えた時間として、最も近いものを1つ選び、解答用紙にマークせよ。
(1)1.00s (2)1.20s (3)1.40s (4)1.60s (5)1.80s
この問題は一例ですが、大学レベルの難易度は出題されません。
(私自身の対策方法をいかにまとめています。)
文系学生であっても、はたまた社会人でブランクがあっても、しっかりと対策を行えば合格は現実的です。
もちろん、倍率は高く簡単には合格できるものではありませんが、パイロットという職業に憧れがあれば、十分に目指す価値のあるものだと思います。
(近年の航空大学校の倍率をまとめました)
筆記試験よりも難しいのは身体検査
航空大学校は文系でも理系でも問題なく、目指すことができます。
入学試験の突破を目指すうえで、関門は「身体検査」です。
航空大学校の試験は、
一次試験:筆記試験
二次試験:身体検査
最終試験:面接とフライトシミュレーター
と行われていきます。
身体検査は筆記試験のように対策できるものではなく、先天的な部分が多いので、
日ごろから健康的な生活を過ごすことがなによりもパイロットへの第一歩となるかと思います。
私が面接時に体験した身体検査をまとめた記事です。
ご覧ください。
具体的にどんな訓練を行っているか興味がある方は以下の記事をご覧ください。