編入社会人のブログ

経済学部から法学部への編入経験者の大学4年生が自身の編入試験についての記事を書いています。

読む手が止まらないミステリ 「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論」

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今日は私のお勧め小説の紹介です。

 

今回紹介する本は、松岡圭祐さんの「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論」です。

 

松岡さんと言えば、「万能鑑定士Qの事件簿シリーズ」や「特等添乗員αの難事件シリーズ」そして「高校事変」の有名な著書が多いです。

 

私も万能鑑定士や高校事変を読んでみて、興味を持ち、この本も読んでみました。

 

松岡さんの作品が好きな理由としては、主人公がとても魅力的である点です。

 

万能鑑定士であれば凛田莉子、高校事変であれば優莉結衣といったザ・主人公という強烈なキャラクターに興味を惹かれます。

 

圧倒的な知識を持ち、どんな種類の難解でも事件を解いていく姿。はたまた、超人的な身体能力と知識で女子高生ながら悪者を倒していく姿。

 

そんな魅力的なキャラクターが活躍する松岡さんの作品が好きでしたが、今回の「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論」で登場する主人公、杉浦李奈は、圧倒的な知識を持つわけでもなく、超人的な運動神経もない、一般むしろ凡人の小説家という設定です。

 

読み始めていくと、先ほどの二つの書籍のように主人公の超人的な見せ場などは出てきません。

優莉結衣や凛田莉子のような圧倒的なカリスマを期待すると物足りなく感じますが、徐々に杉浦李奈さんも頼もしく魅力的な存在へと変わっていきます。

 

もちろんミステリとしても面白いですが、そこに加えてこれまでにない主人公が成長していくといった側面もとても面白いと思います。

 

また、このミステリの特徴として文学の話題や心理学の話が多く出てきます。

太宰治や芥川といった有名な作家さんや有名著書の引用などを用いた表現が多く用いられます。

私は純文学には詳しくないのですが、ファンの方からすればより、好奇心をくすぐられるものだと思います。

詳しくない私でも、物語自体問題なく読み進められますし、むしろ杉浦李奈さんが実在する世界と私たちの世界がつながっているような感覚になります。

 

興味ある方、ぜひご覧ください。

 

 

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