高度と聞いて、具体的にどこからの高さだろうと疑問に思った方は多いと思います。(そんな人おらん)
一般的に、高度は「AGL」と「MSL」があります。
「AGL」は、「Above Ground Level」→地上からの高さ
「MSL」は、「Mean Sea Level」→平均的な海水面からの高さ
つまり「AGL」は、飛んでいる場所によって変化しますが、
「MSL」は、常に一定の値を示します。
ここでややこしいのが、METARです。
METARで雲底高度1,000ftと観測されています。
じゃあ雲を避けて飛行するには何ftで飛行する必要がありますか?
1,000ft以上だったらいいんじゃないのという方、甘いですね
何で1,000ft以上というところが問題です。
METARは雲高を地面からの垂直距離を示しています。
つまり、AGLなわけです。
AGL1,000ftだと問題はないですが、MSLだと違ってきます。
仮に空港周りの標高が500ftだとすると、AGL1,000ftであったとしても、MSLだと1500ftの高さに雲があるということになります。
高度理解していないと、雲に入ってしまったり、他機と近づいてしまうので注意が必要です。