空飛びたいペンギン

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視程のあれこれ

視程という言葉に聞きなじみはありますでしょうか。

航空関係では、視程に係る言葉をよく使います。

 

例えば、

  • 卓越視程
  • RVR(runway visual range)
  • 気象視程
  • MOR(meteorological optical range)
  • 飛行視程
  • 地上視程

等があります。

 

気象の観点において用いられるのが、卓越視程です。

METARやSPECIの視程で用いられます。

卓越視程は、360°ぐるっと見渡したうちの半分以上に共通する最大水平視程です。

 

じゃあ最大水平視程ってどうやって測ってるのってことですが、

昼間の場合は、「気象視程」

夜間の場合は、「気象光学距離MOR」を用いています。

 

気象視程では、目標物を肉眼で認めることができる最大距離で、

気象光学距離では、機械を用いての計測です。

 

これらにより、最大水平視程を計測し、卓越視程として発表しているというわけです。

 

じゃあこの勢いで、RVR(滑走路視距離)はどうなのと思うところですが、

まず滑走路視距離って何となりますよね。

 

滑走路視距離は、滑走路中心線上にある航空機のパイロットが滑走路の標識、滑走路の輪郭を示す灯火、滑走路の中心線を示す灯火を見ることのできる最大距離です。

(写真はイメージです)

 

じゃあ、パイロットの目視の報告ですかとはなりません。

しっかり測定しています。

 

RVR観測装置で前方散乱方式で測定されています。

難しい話は置いておいて、一般的には滑走路の両端、地上レベルに近いところに設置されます。

 

残りは、地上視程と飛行視程ですが、これらはIMCorVMCの話をするときによく使いますね。

 

地上視程は、その名の通り、地上観測により得た視程です。その条件は、先ほど出てきた卓越視程及び気象機関の気象測器から算出された値を示します。

 

飛行視程が一番単純で、

飛行中の航空機から視認できる前方距離とされています。

 

これで正確にVMCを判断するってかなり至難の業なのでは、、、

と疑問に思う今日この頃です。

 

長くなりましたが、視程に関してはいったん終わりです。

 

 

 

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