パイロットと聞いてどんな特徴が思いつくでしょうか。
英語が堪能
視力がいい
健康に気を付けている
などなど、いくつかあると思いますが、
”天気に詳しい”というイメージがあるのではないでしょうか。
確かに空を飛ぶので、天候との結びつきは強いです。
しかし、パイロットになるうえで気象予報士のような資格は必要ありません。
しかし、飛行機を飛ばす前にはウェザーブリーフィングを行い、気象情報を確認する必要があります。
これは、航空法で定められているもので、規模の大小にかかわらず、飛行機を飛ばすことに当たって必ず必要になります。
(出発前の確認)
第七十三条の二
機長は、国土交通省令で定めるところにより、航空機が航行に支障がないことその他運航に必要な準備が整っていることを確認した後でなければ、航空機を出発させてはならない。
(出発前の確認)
第百六十四条の十五
法第七十三条の二の規定により機長が確認しなければならない事項は、次に掲げるものとする。
四 当該航行に必要な気象情報
この法律にのっとって、機長は気象情報を確認する必要があります。
だからこそ、パイロットは気象にも精通していなければ法律で要求されている確認事項をクリアできないという事ですね。