この記事では、独学で簿記2級に合格するための勉強法を紹介します。
簿記3級と比べ、大きく難易度が上がる簿記2級ですが、しっかり勉強すれば1か月での合格も可能だと思います。
私は新卒で経理として働き始め、勉強期間約1か月で合格することができました。
大学で会計を学んだことのない自分でも合格することができたので、
今経理で働いている方、これから簿記を学ぶ方でも必ず合格できると思います。
用意した参考書
以上の3冊です。
この参考書でしかいけないわけではなく、要はテキストと問題集のセットが準備できれば十分だと思います。
1日の勉強時間
私の場合、働きながらだったので、朝の1時間と帰宅後の2時間で、
1日3時間の勉強時間でした。
自分の感覚としては1日3時間では正直時間が足りないと感じていました。
時間的に余裕のある方はもう少し、勉強時間を確保するべきだと思います。
勉強のスケジュール
2級の範囲は、広範で商業簿記と工業簿記にわかれていますが、まずは商業簿記のテキストから進めることをお勧めします。
1か月を5週間として、週ごとに行っていたことを分けると、
1週目 商業簿記のテキストを解く
2週目 商業簿記のテキストを解く
3週目 工業簿記のテキストを解く+商業簿記の間違えた箇所を復習
4週目 商業・工業の間違えた箇所を復習する
5週目 予想問題集をひたすら解く
この流れで進めました。
1週目・2週目に記載した「テキストを解く」は、1周ではなく、この2週間の間に3周から4周ほど行っています。
とにかくスピードを意識して、何度も問題を解くようにします。
わからない仕分けはすぐに答えを見て、進めていきます。
1周目、2周目ではほとんど正解できませんでしたが、
3周目、4周目となってくると、正解できる問題が増えてきます。
このタイミングと工業簿記に移るタイミングを同じぐらいにしたいです。
商業簿記がある程度正解できるようになれば、工業簿記の範囲へ入ります。
個人的には工業簿記は、暗記の要素が強いので、短期間で合格を目指すのであれば、
試験のなるべく直前に学習するのが最も効率よく点数が取れると思います。
3週間目で商業簿記、工業簿記の両方に手を付けることができれば、4周目にそれぞれの復習を行います。
目安として、ここではおよそ8割~9割ぐらいの正答率を確保したいです。
ここの復習が全体の中でも分量が多くなるところなので、
ほかの週に比べても多くの勉強時間を確保したいところです。
ここまで終了し、5週目を迎えたころに、予想問題集に取り組みます。
予想問題集を行うことで、改めて自分の苦手分野、現時点の実力を把握できると思います。
それに付随して、苦手範囲のテキストを見直す等行いながら、本番に臨みます。
受験方式は間違いなくオンライン
受験方式は会場で一斉に受験するタイプとオンラインで受験するタイプが存在します。
これは、間違いなくオンラインでの受験を推奨します。
オンラインであれば自分のペースで準備することができますし、
1か月で合格を目指す人は、時間的な制約に追われている方がほとんどだと思いますので、好きな時に受験できるオンラインは強い味方です。
加えて、万が一不合格であった場合でも、申し込みから最短三日後の試験を申し込むことができるので、短い期間で試験を受けなおすことができます。
あくまで一時的な知識
今回は1か月のスケジュールでの勉強を紹介しましたが、これはあくまで時間的な制約がある方向けです。
本来であれば、三か月ほどかけて、しっかり理解していくことが大切だと思います。
しかし、いついつまでに取得しなければならない、とか様々な理由があると思います。
私自身も四半期決算に間に合うように取得することを目指したので、1か月という短い期間になってしまいました。
時間のある方は、自分の理解のためにも時間を確保することをお勧めします。