今日はこちらの書籍の紹介記事です。
皆さんは英語、特に話す分野についてどのような印象をお持ちでしょうか?
私は中学、高校、大学と英語を学習していきましたが、まったく話せません、話せるようになる気もしません。
それはもちろん、話すための学習が出来ていないということもありますが、話すためにどのようなトレーニングが必要なのかわからない状態です。
そんな私ですが、会社の方からTOEIC SWのスコアの提出を求められ、スピーキングについて対策することになりました。
対策方法について四苦八苦していたところに、救いとなってくれたのがこの一冊でした。
以下で内容と、読んでみて変わったことについてお伝えしていきます。
読んでわかること
この書籍は横山カズさんという同時通訳者であり、翻訳者の方によって書かれています。
本書のテーマとして「実際に役立つかどうか」というテーマを基に執筆されています。
著者自身がネイティブではないこと、実際に英語講師として楽天株式会社やJALグループといった有名企業での経験を基に書かれているもので非常に説得力があります。
この書籍を読んでわかることは、
・英語を話すには「思う力」と「瞬発力」が必要
・英語の発想を身に着ける方法
・「思う力」を伸ばす方法
です。
読んでみた感想として、特に「思う力」に焦点をおいた内容となっています。
つまり、英語と言えども自分の考えからしか出ない言語であるため、英語で自分の考えを「思う」ことが英語を話すうえで最も大切だということです。
そこで、自分の日本語で話している会話を録音することをはじめ、自分がよく使いまわす語句や癖などを発見することから始まります。
そこから、その録音された会話を英語へ変換することで英語で思う力を養います。
そのほかにも、リスニング力を高めるための英語特有のアクセントや頻出パターンのアクセントの紹介や、英語の感覚を身に着ける「無生物主語」の基本例文なども紹介されています。
これまでの教科書的な参考書とは異なり、まさに実用的という観点が内容に盛り込まれているように感じました。
読んでみて変わったこと
これまでスピーキングに対し、苦手意識をもっていた私ですが、この書籍のおかげで話すことへの抵抗が少なくなったと感じています。
これまで紹介してきた、英語で思う力やリスニング強化のための10日間のトレーニングを行うページがありますが、それらを行うことでスピーキングへの距離感がぐっと近づきました。
今までは、英語で話すことに対し、日本語とは全くの別次元で考えていましたが著者の考え方にあるようにそもそもの思ったことしか話せないという考えがしっくりきました。
また、自分の会話を録音し、それを英語に訳すことで、その英語は間であったり、使い魔わっしであったり親近感を感じるもので、とても記憶に残りやすかったです。
何度かスピーキングテストを受けましたが、この書籍でトレーニングした後が最も上手く話せました。
そこには自分自身の英語力の向上という要因もありますが、この書籍によってスピーキングへの苦手意識を少なからず取り払えたことが大きいと感じています。
英語学習に行き詰っている方、違う目線を取り入れたい方に是非お勧めしたい一冊です。
最後までご覧いただきありがとうございました。