スマホに夢中になって何時間もたってしまった、、
勉強に集中したいけどスマホが気になって仕方がない、、
こういった理由からスマホを触るのをやめようと思った経験はありませんか?
そこで紹介したい書籍が、アンデシュ・ハンセン著の「スマホ脳」です。
私も一人暮らしを始めてからスマホをよく利用するようになり、多くの時間をスマホに費やしてきました。
スマホをやめたいと考えるものの、その魅力に誘惑され、すぐに手が伸びてしまう毎日でした。
しかし、この本を読むことによって
・人の脳の仕組み
・スマホが脳に与える悪影響
を知ることが出来ました。
その結果、自分自身の中で抽象的だったスマホの悪影響を理解することが出来、スマホの誘惑にかられた時に我慢できるようになりました。
スマホ断ちをしたい人、スマホとの関係性に悩んでいる人は是非読んでほしい一冊です。
この本を読んでわかること
この本を読んでわかることは、
「人類の脳の歴史」
「スマホの中毒性の仕組み」
「スマホが睡眠に与える影響」
「スマホによる集中力低下に対する対抗策」
等を学ぶことが出来ます。
その中でも、私たちがどうしてスマホに夢中になってしまうのかという問題について脳内の伝達物質であるドーパミンに触れながら理論的に説明している点がとても参考になります。
簡潔に言いますと、私たちの脳は常に新しいものを求める構造になっており、常に新しい情報を絶え間なく運ぶインターネットに夢中になってしまうのです。
そうした新しいものに反応するのがドーパミンであり、このドーパミンのおかげで新しいものを求める探求心を持つことが出来るのですが、このドーパミンは新しい報酬ではなく、その報酬が手に入るかもしれないという期待に最も反応するようになっていると本書で述べられています。
このような人間の性質を煽るようにスマホは新しい情報を無限にもたらすために私たちはスマホを手放せなくなってしまうのです。
本を読んでみて
この本を読んだ後、私はスマホに対する欲を少しずつですが抑えることが出来るようになりました。
これまで、何度もスマホを触るのをやめようとしましたがうまくいきませんでした。
しかし、スマホに注意をひかれる理由を人間の仕組みから理解することが出来たことで、自分の欲求を理解することが出来、自分を客観視できるようになりました。
また、後半で述べられている「スクリーンが睡眠に与える影響」や「集中力の低下」「うつや不安」といったスマホが人間の脳に与える悪影響を知れたことで、スマホの悪質さを実感することが出来ました。
スマホは確かに便利で、魅力あふれる偉大な商品ですが、SNSでストレスを感じたり、夜眠れなくなったりしていては便利な物の意味がありません。
実際、私はスマホとの距離をとってみると余計な気疲れや睡眠不足が解消されているように感じています。
スマホを触るのをやめたい、中毒かもしれないと思っている方にぜひ一度読んでみていただきたいです。