今回の記事では
神戸大学法学部の編入試験
について書いています。
神戸大学の法学部に興味のある人、編入試験に興味のある人はぜひ読んでみてください。
結論
始めに結論から言いますと、
ズバリ私が不合格になった理由は、
・TOEICのスコアが低かったこと
・専門知識(法学の論点に対する知識)が足りなかったこと
この二つに限ります。
以下でこれらについて詳しく話していきたいと思います。
TOEICの点数が命取り
初めに神戸大学の試験内容ですが、
一般教養と法律と政治学についての小論文、TOEICがあります、
が、
神戸大学の試験において最も大事になるのが
TOEICの提出です。
TOEICの勉強法について下の記事からどうぞ↓
極端な話、TOEICの結果次第で合否が大きく影響されます。
私の場合、TOEICのスコアは785で提出しました。
その時に通っていた編入試験の予備校では、750点を超えてようやく最低限だと伝えられていて、有利となるのは800点を超えてないと難しいと言われてました。
つまり事前にTOEICを提出した段階で、ほかの受験者よりも不利な状況に立たされていたことになります。
編入試験全般において言えることですが、TOEICまたはTOEFLの高得点というのは、合格に近づくことのできる特急券だと考えてもらったほうがいいです。
ですので一年生、もしくは早い段階で編入試験を志す人は英語の勉強を早くにしておき、TOEIC等の資格試験で高得点をとると、その後の勉強計画を安心して進めることができます。
法学部生以外には少し厳しい筆記試験
TOEICを提出したら次は筆記試験です。
神戸大学は初めに述べたように、一般教養と法学概論の二つの小論文があります。
どのような問題が出るかが皆さんの気になるところだと思います。
神戸大学では編入試験の過去の問題が神戸大学のホームページに掲載されているのでぜひ、確認してみてください。
http://www.law.kobe-u.ac.jp/undergraduate/admissions/
法学概論の試験ではいわゆる王道の問題が多く、2020年度の問題であれば、
憲法、条約、法律のそれぞれの法源の関係性について述べるものや、
事例問題から該当事例がどのような罪となるのかを論述するものがあります。
複数の大学を受験しましたが、神戸大学の問題は法学の知識がより問われていると思います。
法学部だから当たり前だろと思われるかもしれませんが、そもそもの基礎知識がないと惜しい答えすらも書けないということです。
以前に紹介した名古屋大学法学部の編入試験では、国語の文章題形式での出題のため、法律や政治系の専門的な知識がなくとも、太刀打ちできた印象でした。
神戸大学の法学部編入はより専門的な知識が要求されています。
法学概論だけでなく一般教養でも同じことが言えます。
一般教養の問題で出題されたのは、
「冷戦時代以降からの安全保障について400字程度で述べよ」という問題です。
この問題に対し、答えがスッと出てくる方は少ないと思います。
一般教養の問題でも、世の中の情勢、政治分野の領域で出題されます。
少し、私のことを話させていただくと、
社会の選択は地理を選択していて日本史、世界史は中学校レベルで止まっていました。
そのため、一般教養の試験問題に手も足も出ませんでした。
こうような問題に対し、具体的な対策はできないと思いますが、普段から新聞やニュースに関心を持つことが必要だったと今になって思います。
最後に
名古屋大学と神戸大学を比較すると、
名古屋大学→自頭的な領域と論理力、文章の構成力重視
神戸大学→法律・政治系の知識重視
という傾向があります。
また、名古屋大学は英語が筆記であること、
神戸大学はTOEICの提出であることが大きな違いです。
人によって向き不向きがあるので、自分に合っている試験はどれかを考えて受験するのも一つです。
受けようと考えている方の力に少しでもなれたら嬉しいです!
名古屋大学編入についての記事もごらんください!
読んでいただきありがとうございました。